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伝べえ

Author:伝べえ
もう帰ることはないだろう。高校卒業と同時に逃げるように田舎を飛び出して上京した私。それから40余年、それなりに都会暮らしを楽しんできたのですが、老いが進むにつれ次第に故郷の山や川、小中学校時代の同級生の顔が懐かしくなってきました。

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ふるさとの山はありがたきかな

2016.01.26 16:23|田舎暮らし
ふるさとの山に向ひて言ふことなし
ふるさとの山はありがたきかな
                (石川啄木)

47年ぶりの帰郷。そこに暮らす人々は変わっても
変わらないのは故郷の山や川。
子どものころ遠望した山々の稜線は昔のまま。
言いようのない親しみを感じます。
人生の最後はやはりこの山々の土の一部
になって静かに眠りたい。
そう想うと、なぜか心も落ち着きます。

しかし、ふるさとの山といえど10kmも先。
子どもの足では遠く、いつも遠望するだけで、
すぐ近くまで行ったことがありませんでした。
が、大人になった今はクルマがあります。
そうだ、あの山の下まで行ってみよう。
というわけで、初めてその山の麓まで行ってみました。

行縢山

行縢山(むかばきやま)。それほど高くはなく標高は829.9mですが、屹立する岩肌むきだしの断崖絶壁には圧倒されます。
ロッククライミングやボルダリングをやる人なら、
一度は登ってみたくなるのではないでしょうか。
左が雄山で、右が雌山。その間の奥に、日本の滝百選に
選定されている高さ76.6mの行縢の滝が見えます。

その異様な山容に怖れを抱いた古代人は
これらを御神体として崇め、断崖のすぐ下に社を構えます。そして今から1300年ほど前の養老2年(718年)に紀州・熊野大社からの分霊をうけ、今に至るのが樹齢300年といわれる杉木立に囲まれた行縢神社。

行縢神社

今回はここまででしたが、滝や山頂をめぐるハイキング
コースもあるようなので足腰の元気なうちに機会をみて
次は山頂まで行ってみようと思います。



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